細かなテクニックの話ではありません。このあたりまで考えておいて準備したほうが良い。そういったこを書いていきたいと思います。
先を見越した準備とは
WEBサイトを構築する際、WEBサイトのことを考える。もちろん、重要です。でも構築したあと、上司などから求められることを想定して準備を進める必要があります。
WEBサイトの構築の指示を受けて、構築のみでは芸がありません。WEBサイトを構築したあと上司から何を聞かれるでしょうか?「構築してよくなったのか?」「状況を定期的に報告してくれないか」などが考えられるのではないでしょうか?
作っただけでは終わらないことが多いです
WEBサイトを構築するときから、WEBサイトの状況を報告できるようにしておく必要があるのです。というよりも、報告するためのツールの導入。あるいは、設定を業者に依頼(見積もりを取る)などを実施しておく必要があるのです。WEBサイトの構築だけではなく、構築後の報告等の準備も進める旨を上司に相談しておく方が良いかもしれません。
具体的に必要なものは?
具体的には、WEBサイトの構築。アクセス解析ツールの導入。アクセス解析結果を報告するツールの御導入。といったことが考えられます。アクセス解析の結果をツールをつかって自分だけが把握してても意味がありません。解析ツールで得た情報を報告する必要があります。毎回、会議の度に作っているのではラチがあきません。解析ツールと報告するツールを連携させます。すると、定期的に報告書をメールで送ってこさせたり、会議時に出力するだけで済みます。
アクセス解析のツールは、定番のGoogleAnalytics(GA)を使うと良いでしょう。無料で使うことができる点、インターネットでも書籍でも情報が充実している点も魅力です。利用している企業や人も多いので、アクセス解析のスタンダード的な存在です。
GAの導入は比較的簡単です。サイトの構築にCMS(コンテンツマネジメントシステム)を使っていればさらに簡単です。CMSというとわかりにくいかもしれませんね。WodPressの方が聞いたことがあるかもしれません。こちらも無料なのでよくつかわれます。WodPressはCMSの1つです。GAのIDを登録するだけで導入が済んでしまいます。
あると便利!LookerStudio!
GAの結果を必要な情報だけ取り出してレポートしてくれるツールがあります。これまた無料で利用できるLookerStudioです。LookerStudioは最近(今は2022年12月)の呼び方です。以前は、データポータル。その前はデータスタジオ。ツールの名前こそ変わっていますが、同じツールのことです。
LookerStudioもGAと同じGoogleが提供しているサービスです。そのため、GAとの連携は簡単です。データ追加というメニューから、GAを選択すればよいだけです。あとは、グラフや表を配置していけばほしい情報のレポートの出来上がりです。
向こうから結果がやってくる自動化のしくみ
通常、GAでもLookerStudioでも結果を見に行くという行動が必要になります。しかし、LookerStudioのよいところはメールで定期的にレポートを送らせることができる点です。仮に忘れていても、向こうからメールでアクセス解析の結果を教えてくれるのです。
制作会社選びの際に相談しておくのも
WEBサイトの構築は、制作会社に依頼されるかもしれません。その際、GAやLookerStudioのことまで依頼できるか確認しておくことをおススメします。デザインなどを中心としたサイト構築を得意とする制作会社の中には、アクセス解析など、サイト構築後のところを不得意とする会社も少なくありません。一元的に頼める制作会社の方が、効率的です。
とはいえ、GAやLookerStudioの設定が、担当者でできないかと問われれば、画面上で操作するレベル感でできるので、業者にたよらなくてもできるかもしれませんが・・・。
WEBサイトの構築は、後の報告の手段までを確保して仕事を進めることをおススメします。
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